Research

研究

脊椎手術に関する術後成績評価のアンケート調査

更新日 2019.1.4

 

1 はじめに  

                         

脊椎の手術方法は,手術に使用する器具が日々改良されており,アプローチの仕方(前方法,後方法)や具体的な術式(一般的には小皮膚切開による低侵襲手術の増加)が変化し,それに伴って各術式の術後成績も変化していきます。

この研究は,千葉大学医学部附属病院で実施された脊椎手術に関して,術後成績を調査する事を目的としております。

これにより,脊椎手術の傾向を知り,術式ごとに生じうる術後成績の差異が解明されると考えられます。さらにこれらの情報を収集することは,各種の手術成績を検討するうえで重要であります。

 

2.研究の方法

 

カルテから,患者様の背景,手術内容,合併症等の情報をデータとして記入します。患者様に対しても郵送によるアンケート調査を致します。これらのデータは,株式会社セールスフォース・ドットコムのクラウドを使用しデータ入力を行い,千葉大学大学院医学研究院整形外科学で保管され,データの解析が行われます。

 

3.できるだけ多くの患者さんの協力が必要です。

 

 この調査研究が、脊椎手術成績向上に役立つものとなるためには、できるだけ多くの実例を集めて、調査・分析することが不可欠です。

 

4.協力していただく内容

 

 皆様に協力していただくことは、病院などでの診療に係る情報を使わせていただくことと、病状に関する調査票(郵送させていただきます)に記入していただくことだけです。

 

5.プライバシーは保護されます。

 

この研究は、多くの方々を対象にして分析を行いますが、あなたの名前や住所など個人を特定するようなデータが外部に漏れたり研究成果として公表されることはありません。このデータベースは、他の人に漏れたり、盗難に遭ったりしないように、取り扱いを厳重かつ慎重に行います。ご自分の登録された個人情報の開示を希望される方は、担当医に申し出てください。研究責任者から開示します。

 

6.倫理審査を受けています。

 

 私達の研究計画は、千葉大学医学部倫理員会でその妥当性、倫理性について事前に審議を受けて承認されたものですし、各研究実施病院の倫理審査員会の承認も得たものです。

 また、この研究には利益相反関係にある企業・団体は関与していません。

 

7.いつでも研究への参加をとりやめることができます。

 

 このデータベースへの登録をご希望されない方は、いつでも担当医、または主任研究者、分担研究者に申し出てください。それまでに得られたデータは、すでに公表された場合を除き、それ以降は研究目的に用いません。

 

8. この研究に関する問い合わせ先

 

千葉大学大学院医学研究院 整形外科学 教授  大鳥精司

〒260-8670 千葉市中央区亥鼻1-8-1

整形外科医局

電話番号 043-226-2117 FAX番号043-226-2116