平成29年度人工知能等関連研究支援プログラムに北村充広先生が採択されました

更新日 2017.12.21

平成21年卒
北村 充広

 この度、千葉大学の『平成29年度人工知能等関連研究支援プログラム』に『頚部脊髄症の脊髄のマルチアトラスによる自動的なセグメンテーション』が採択されました。この研究は現在行っている Diffusion Tensor Imaging(DTI)などの脊髄の定量評価の際に、問題視される関心領域の手動設定のバイアスを減らすためにマルチアトラス(脊髄の形のデータベース)を用いて自動的にセグメンテーション(脊髄の外周や灰白質の境界を捉えること)を行い、関心領域の設定の際のバイアスの混入を避けることを目指しています。圧迫の強い部分の評価の妥当性などクリアすべき問題もまだありますが、脊髄症の重症度評価等に役立てられるように、今後も研究を進めていきたいと思います。

 最後になりましたが、本研究を始めとする脊髄DTI研究に関しまして、多大なる御支援・御指導を賜っております大鳥精司教授、古矢丈雄先生、旭中央病院 牧聡先生、脊椎脊髄班の先生方、文部教官の先生方、同門の先生方にこの場をお借りして御礼申し上げます。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。