全国多施設共同研究「転移性脊椎腫瘍前向き調査」への参加協力のお願い

更新日 2018.5.4

同門先生各位

 

平成30年5月吉日

 

千葉大学整形外科

大鳥精司

古矢丈雄

 

 

 新緑の候、先生方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。先日同門一斉メールにてご案内させていただきました標記多施設前向き調査につきまして再度この場を借りましてご案内させていただきます。

 

1.研究の経緯

大鳥精司教授や東千葉メディカルセンター青木保親部長が発起人となって6年前に始まった全国若手脊椎研究会JASA (Japan Association of Spine Surgeons with ambition)ではこれまでに「80才以上の脊椎手術調査(後ろ向き)」、「骨粗鬆症性椎体骨折手術調査(後ろ向き)」の多施設共同研究を行いました。この度、第3弾として「転移性脊椎腫瘍前向き調査」が決定し、研究統括を千葉大学整形外科が担当することとなりました。現在、全国47施設より本調査研究への参加のご承諾をいただいております。

 

2.研究目的

確立された手術適応や治療ストラテジーが無く、手術成績も大規模なデータの無い転移性脊椎腫瘍手術治療において多施設、前向きにデータを収集し、新たなエビデンスを発信することを目的としております。

 

3.研究の概要

 患者さんには術前および退院(転科、転院)前の2回アンケートをご実施いただきます。併せて患者背景や周術期の情報を担当先生に調査いただきます。最終フォロー時の成績も調査に加えます。医療者側の調査は、手術前、退院前、最終フォロー時の合計3回となります。研究期間は2020年3月までとし、登録患者さんの最長フォローは2年間と取り決めております。

 

4.同門関連病院先生方への研究協力の依頼

 千葉大学医学部附属病院だけでは症例数が見込めず、是非とも関連病院先生方の協力を仰ぎたいと考えております。ご参加いただきました先生方には千葉大および千葉大関連施設で得られたデータの解析に加わっていただき、得られた知見についての学会発表・論文作成等を積極的に行っていただきたいと考えております。

ご参加を前向きにご検討いただけます先生におかれましては千葉大学整形外科古矢丈雄(連絡先:furuya-takeo@chiba-u.jp)まで連絡をいただければ、研究の詳細を説明させていただきます。参加ご快諾いただけます先生・施設には千葉大倫理委員会提出書類や調査表一式をお送りいたします。

 

5月3日時点で、旭中央病院、聖マリアンナ医科大学医学部附属病院、聖隷佐倉市民病院、千葉県がんセンター、東邦大学医療センター佐倉病院、習志野第一病院、船橋中央病院 (五十音順)の先生方より協力承諾のお返事をいただいております。

 

以上、ご多忙とは思いますが、ご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

 

先生方の益々のご健勝を祈念申し上げます。

 

 

 

お問い合わせ先、資料請求先

古矢丈雄

furuya-takeo@chiba-u.jp