新年のご挨拶

更新日 2019.1.1

千葉大学・整形外科 教授
大鳥精司

謹んで新春をお祝い申し上げます.旧年中は大変お世話になり,誠にありがとうございました.

 

さて,千葉大学整形外科においても人員確保は喫緊の課題でございます.幸いにしてここ6年間で90名近くの新規医局員を迎えており,非常にactivityが高くなっております.来年も19名を予定しており,今後も継続して人員確保に努めたく思っております.PMDAには継続的に,厚労省へは昨年から人事交流を,更には多くの若手医師が国内外留学をしております.

 

大規模データの重要性が指摘されております.全脊椎手術のレジストリーを千葉大学NPO法人ちば生命科学研究支援センターにデータを集約しており,大分軌道に乗って参りました.また,大規模長期間の疫学研究が,御宿町で今年から開始される予定であります(Onjuku Study).先端脊椎関節機能再建医学寄附講座も昨年から開講され,現在,京都大学とのiPS細胞を用いた共同研究が遂行されております.また,本年より,ラグビーワールドカップ,オリンピック,更には県民のスポーツイベントの救援を目的とした千葉大学附属病院スポーツメディクスセンター,浦安市には千葉大学病院浦安リハビリテーション教育センターが開設されます.医局を代表いたしまして,ご支援頂きました同門先生方に心より御礼申し上げます.

 

学術面において,昨年の日本整形外科学会総会の演題数が全国1位でありました.また,野球,サッカー,バスケットすべてが本選出場を果たしました.本選にて,残念ながら結果は残すことは出来ませんでしたが,まず今年の総会本選に向け,野球部が残り1勝となりました.サッカー,バスケット部もこれに続いてくれると信じております.駅伝部も東日本整形災害外科学会で準優勝であり,本年は悲願の初優勝を目指しております.

 

“伝統と多様性”を維持しながら,同門の団結力を更に強めたいと考えております.本年もご指導,ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます.末筆ではございますが,皆様の益々のご活躍,ご多幸を,心より祈念しております.