Erasmus Mundus Joint Master of Arts in Sports Ethics and Integrity にFull Scholarshipでの留学決定のご報告

更新日 2020.5.18

H22年卒 貞升彩

この度、Erasmus MundusJoint Master of Arts in Sports Ethics and IntegrityへFull Scholarshipでの留学が決まりました。Erasmus Mundusは、欧州連合が運営する大学院であり、欧州、アジア、アフリカ、アメリカ大陸から様々なバックグラウンドを持つ研究者や社会人が集まります。(駐日欧州連合代表部ホームページ https://eeas.europa.eu/delegations/japan/18702/日本からEUへの渡航_ja)

私が学ぶSports Ethics and Integrityはスポーツの価値を維持、もしくは高めるためにできることは何かということを考えて実践する学問ですが、まだ日本では樹立されておりません。人々がスポーツをする、観戦する、サポートする、それらの行為が尊く、誰にとっても良いものとみなされるには、そこに賭博や八百長、ドーピング、差別や争いごとがないという大前提が必要になるのです。

COVID-19が世界中に影響を及ぼしている中、オリンピック開催含め、スポーツの在り方が深く問われている気がしてなりません。欧州ではSports Ethics and Integrityの専門家やスポーツの国際組織に関わる人たちが危機感を持ち、倫理や哲学、法律、経済、医科学の多方面から情報発信したり、ディスカッションをしています。秋からは私も、最初はオンライン留学になると思いますが、そこに加わることになります。

選考は書類審査とSkype Interviewで行われました。サッカー関連の職歴、またそれ以上に研究の成果を評価していただいた結果だと思います。これまでご指導いただいた先生方、関係するスタッフの皆様に感謝してもし尽せません。

EUから奨学金が与えられたことを誇りに思う一方、COVID-19により甚大な被害を受けている国々から留学を支援いただく意味を深く認識しています。スポーツを通じて世の中の役に立てるよう努力致します。