千葉大学整形外科学教室

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長井肇先生が来葉されました

英国Wrightington病院より長井肇先生が来葉されました

 現在、英国Wrightington病院でassociate specialist surgeonとして御活躍をされております長井肇先生が千葉大学整形外科教室を来訪されました。長井先生は京都大学関連病院にて6年間の卒後研修終了後、英国に渡りJohn Charnleyの後継者であるWroblewski名誉教授に師事し、現在までに英国Wrightington病院で2000例以上の人工関節を執刀されています。昨年4月に中村順一先生が英国Wrightington病院へ留学された御縁にも恵まれ、千葉大学整形外科教室への来訪が実現することとなりました。
 長井先生の日本でのスケジュールですが、日本整形外科学会総会終了後、5月26日から29日まで千葉県こども病院、千葉こどもとおとなの整形外科クリニック、船橋整形外科病院を訪問されました。千葉大学附属病院では教授回診に参加され、医局会にて「産業革命の国にたずねたCharnleyの開発者精神 英国臨床医研修の経験」についてレクチャーをしていただきました。
 医局会でのレクチャーでは、父親である長井淳先生がされました御仕事について、また御自身が経験された言語の壁、医師免許取得について、その後Wroblewski名誉教授のFellowshipとなられ現在にいたるまでの経緯、日本とは異なる英国の医療制度や研修システムについて御講演をいただきました。特に印象的だったのは、長井先生が日本を離れられ、英国の個人主義を基本とした競争社会の中で感じた、日本のもつチームでの医療、勤勉さなどの日本文化との相違や長所について、また若い医師に原動力となる夢を持ち続けることと、それ相当の覚悟も持ち合わせて海外臨床のみならず国内でも勇気をもってチャレンジしていくことの大切さを教えていただきました。
 約1週間と短い期間でありましたが御一緒させていただき、長井先生には多くのことを勉強させていただきました。連日のハードスケジュールにも関わらず、御疲れの様子も全くみせずに我々の質問に丁寧に熱心に指導していただきました。英国での医療、手術手技について十分すぎるほど勉強させていただきましたが、何より長井先生の人間性の中に、忘れかけている日本人の長所や誇りを強く感じることができ、自分自身がそれを再認識すると同時に、これからの原動力としていきたいと考えております。
 最後に、このような特に若手には貴重な機会を与えてくださいました高橋和久教授をはじめ、訪問を快諾いただきました関連施設の先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
平成18年卒 宮本周一

教授回診
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