千葉大学整形外科学教室

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Dora教授が来葉されました

Dora教授 来葉

 2015年4月28日にスイスのチューリッヒ大学整形外科Claudio Dora教授が千葉大学整形外科教室を来訪されました。Dora教授は、当院のTHAで導入しています牽引台を用いたAMIS(Anterior Minimally Invasive Surgery)について、特にTHA後の軟部組織の変化について多くの論文を発表されており、その御縁もありまして千葉大学への来訪が実現することとなりました。
 大学に到着された後、大学股関節グループと術式などについてCase conferenceを行い、その後、医局会にて「THA後の軟部組織変化」についてレクチャーをしていただきました。レクチャーでは御自身の研究内容を中心に股関節外科医でなくてもわかりやすく説明していただきました。MRIを用いたAMIS-THAと従来のTHA後の軟部組織を評価した研究では、AMIS群で有意に中殿筋の大転子付着のdefect、直径の異常や信号変化の所見が少なく、また小殿筋や中殿筋の脂肪変性についても、少ない領域が存在しており、とても興味深いレクチャーでした。また手技的に難しいAMIS-THAのLearning curveについても適切な訓練を受ければ避けることができるのではないかといった教育的な内容も含まれていました。スライドで拝見させていただいた皮切は想像以上に小さく、真の筋間アプローチでの筋肉を中心とした軟部組織の温存を特に重視されていました。また印象的だったのは、良い成績だけでなく我々も遭遇する術中のインプラント周囲骨折に対しての対応についても、術後経過を含めて教えていただいたことでした。短い時間内での来葉となりましたが御一緒させていただき、慣れない英語でのConferenceにもかかわらず、御疲れの様子も全くみせずに我々の質問に丁寧に指導していただき、多くのことを学ぶことができました。
 最後に、このような貴重な機会を与えていただき、また訪問を快諾いただきました高橋和久教授をはじめ、文部教官の先生方に感謝申しあげます。
平成18年卒 宮本周一

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