千葉大学整形外科

更新日:2016/03/30(Wed)

千葉スポーツドクターリレーコラム

第13回

VONDS市原 チームドクターとしての活動“目指せJリーグ”

さんむ医療センター 整形外科
遠藤 純(H18年卒)
 H18年卒、さんむ医療センター整形外科の遠藤純です。昨春に千葉大学スポーツグループでの大学院を卒業し4月からさんむで勤務をしております。(スポーツ、足の外科)私は小学生からしているサッカーに関連した仕事がしたいという理由から整形外科を選択し、多くの有名なスポーツドクターを輩出している千葉大整形外科に10年ほど前に入局させていただき現在に至っております。
 私のスポーツドクターとしての関わりは2010年から国体の千葉県サッカー代表(成年)、2013年からVONDS市原(社会人関東サッカー1部リーグ)のチームドクターとして活動しております。VONDS市原とは2011年に発足した、Jリーグ参入を目指す市原市がバックアップをしている市民チームです。発足時は千葉県1部リーグからのスタートでしたが、1年ごとに順当に昇格し昨年度より関東1部リーグに所属しています。残念ながら昨シーズンはリーグ戦で2位となってしまいJFLへの昇格は持ち越しとなりましたが、今年度は必ず昇格することを期しております。チームの特徴としてはホームページhttp://vonds.net/を見ていただくとわかりますが、所属が50人程いる大所帯です。元Jリーガーも多数在籍しプロ契約の選手もいますが、多くはチームが提携しているスポンサー会社に勤務し毎日厳しい練習と仕事を両立しています。チームのメディカル部門は私とトレーナー3人で構成されております。容易に想像できるかと存じますが、50人が毎日競技レベルでサッカーをしているため、多くの慢性、急性外傷が発生します。基本的にはトレーナーが初期対応を行い必要があれば私に連絡があり, みどりのは葉記念病院にご協力頂きXp, CT, MRIなど含めた検査を迅速に行い診断、必要があれば手術まで対応しております。2015年度の手術内訳は骨折3件、前十字断裂1件、足関節靭帯損傷1件、半月板損傷1件でした。また選手の怪我や状態を監督含めたスタッフ全体で情報を共有することが重要であることから昨年度よりスタッフ間でLine(グループメール)を使用し情報共有に役立てています。リーグ戦や大会の遠征にも可能であれば参加したいのですが、あくまで趣味?であるチームドクターに関しての活動は家族の理解を得る事がなかなか難しいのが悩みでしょうか。これまでの諸先生方のコラムにも書かれている様にサッカー、野球だけでなく全てのスポーツにおいてメディカルの需要があります。チームドクターとしての活動はほぼボランティアではありますが、自分が関与している選手、チームが活躍してくれることに大変やりがいを感じる事ができる仕事です。普段の一般診療で得られる充実感とは違う面白さがあると実感できると思います。千葉大学整形外科では多数の競技でスポーツドクターとして活躍されている先生が多く在籍しているため、是非興味のある学生さんや研修医の先生方は一度千葉大整形スポーツグループに見学にいらしてください。

図1
2016 VONDS市原 新チーム結成
図2
2015 紀の国わかやま国体にて
VONDS市原(千葉県代表)の選手とスタッフ

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