千葉大学整形外科

更新日:2016/12/19(Mon)

千葉スポーツドクターリレーコラム

第21回

若手整形外科医の視点より

成田赤十字病院 整形外科
細川 博昭

 平成24年卒、成田赤十字病院勤務の細川博昭です。このたび、10月に行われた2016年いわて国体の成年男子サッカー千葉県選抜チームに帯同させていただきました。
 チームとして目標ベスト4を目標にして臨みました。どの試合も接戦ではありましたが、チーム一丸で戦い目標を上回る3位という結果を得ることができました。来年はさらに上を目指せるよう全力でサポートしていきたいと思います。このような貴重な経験をさせていただいたのは勤務先の理解があったからであり、成田赤十字病院の先生方やスタッフの皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。
 今回このコラムを担当させていただくお話をいただき、何を書こうかと悩みましたが、整形外科医として修行中の身である自分の視点から感じたことを書かせていただこうと思います。これからスポーツドクターを目指す先生方の参考になれば幸いです。
 今回の帯同を通して、私が一番痛感したのは身体診察の重要性です。普段勤務している病院では、レントゲンやCTなどがすぐに撮影できるため、それほど意識することはありませんでしたが、当然ながら帯同現場は画像検査をすぐにできる環境ではありません。そのような現場の中で、この選手は試合に出場可能なのか、必要な処置は何か、病院受診が必要かなどの判断が求められます。その時に診断の武器となるのが身体診察です。一人前の整形外科医になるには身体診察に習熟するのは当然ではありますが、スポーツドクターを目指すためにはそれ以上にスキルを磨くことが重要と感じました。私もまだまだその域には達していないですが、よりよい整形外科医、スポーツドクターになれるよう日々の診療の中で意識しながら研鑽を積んでおります。また、普段見ることの無いトレーナーの診察を見学させていただきましたが、筋肉の走行を意識して診察している印象があり、非常に新鮮で勉強になりました。
 私はもともとサッカーが好きでしたが、高校生の頃、当時サッカー日本代表のチームドクターとして活躍していらっしゃいました森川嗣夫先生(現千葉メディカルセンター副院長)の記事を拝見し、自分も将来サッカードクターになりたいと思うようになり、現在に至ります。これからスポーツドクターを目指す上で千葉大学整形外科の入局を検討されている先生がいらっしゃいましたら、他大学であることを心配される必要は全くありません。私自身、他大学出身ではありながら今回このような仕事をいただいておりますし、出身大学に関わらず、日本代表やJリーグなどのチームドクターで活躍をされている同門の先輩方が多数いらっしゃいます。サッカードクターをやりたいと思っている方がいらっしゃいましたら是非連絡をください。一緒にがんばりましょう。

図1
2016年 希望郷いわて国体 千葉県代表選手とスタッフ

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