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名誉教授の独り言(206) 第63回守屋杯

更新日 令和1年8月22日

 先日、第63回守屋杯が袖ケ浦カンツリー俱楽部袖ケ浦コースで開催されました。毎日続く猛暑の中、冠として私の名前が付いているので最初から欠席という訳にはいかず、「行くけど当日の状態で参加するかどうか決めたい」、と幹事には言っておきました。
 この「守屋杯」は63回も続いていて、大したものだと思っています。実は私が教授会で教授に選出されたのは恩師井上駿一教授が肝臓がんでご他界された翌年の昭和63年4月でした。その時の講師だった渡部恒夫先生が私が教授に選出されたのを喜んでくれたのか、好きなゴルフができると思って企画したのかは知りませんが、5月の連休に「第1回守屋杯」を袖ケ浦CC袖ケ浦コースで開催するという企画をしてくれました。私は5月末頃に辞令を頂くまでは「教授予定者なので全ての行動を慎重に行うように」と事務から注意されていましたので、もちろん不参加でした。でもこの会が年に2回やる、というのは千葉大整形外科初代教授だった鈴木次郎先生がお始めになった「次郎杯」の時にそうであったので、それを継承したものでした。以後年2回開催されていてもう63回です。32年目という事です。次郎杯がくたびれてきたころに2代目井上駿一教授のお名前を頂き「駿一杯」を造りましたが、井上先生自身がゴルフをあまりお好み出なかったこともあり、いつの間にか消失してしまいました。
 私自身は教授を19年、退任してから12年、その間に胃癌を2回、左そして右の慢性硬膜下血腫の手術を相次いで受け、良くここまで持ったなという感じです。最近はゴルフが大変下手になってしまいました。なかなか100を切れないゴルフになってしまいました。病歴と78歳という年齢を考えると仕方ないかと考え最近ではもうゴルフを辞めようかとも考えていました。8月始めの第63回守屋杯では56,49でした。翌週は練習だけをするつもりで新袖コースに行ったら旧知の仲間に会い、一緒に回ろうと言ってくれたので、お言葉に甘えたら53,49でした。今年の3月に右慢性硬膜下血腫の手術を受けてから術後経過が思わしくなく、月に2回位のペースでラウンドしていたのですが、思い切ってのゴルフが出来ず、7月は梅雨寒が続いたこともあり、昨年7月のエピソード以来、車を手放し運転は一切していないので家で何となくウダウダしていました。
 車が無いという事で一番不便なのはゴルフ場に自分の車で行けないという事です。7月下旬に同伴競技者になった89歳の方は東京からJRで鎌取駅迄来て倶楽部バスでコースまで来るという事で「大変でしょう?」と言ったら「89歳の老人が自分で運転して東京から袖ケ浦CC迄来たら何時事故を起こすか判りません。JRと倶楽部バスで来るのは当前です」との事で大変感心し、私も見習おうと思いました。8月中旬から何となく体調が良くなり、前回の「独り言」を翻して、もう一度練習を積んで復活したいという気になってきました。車の無いことは気にせず、昨日もバスで10分、バス停から徒歩10分の練習場に行く気になり練習してきました。汗びっしょりで練習してきましたが、ドライバーが7月ごろより力強く飛んでいました。これから週1の練習あるいはコースでのラウンドを続け、復調したいと願っています。昨日の練習では、私のゴルフのルーチンやフォームを昔の姿に戻しやってみたらそれなりに良い感じでした。ゴルフというのは試行錯誤を続けながらやるものでしょうが、上達するのにはそれなりの時間がかかりますが下手になるのはあっという間です。9月になったら週1のラウンドを続け、80歳になったらエージシュートを目指したいと思っています。