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骨粗鬆症性椎体骨折に対するバルーン椎体形成術(BKP)について

 骨粗鬆症性椎体骨折に対するバルーン椎体形成術が本年度1月より保険適応となりました.今までのセメント等の治療と異なり,安全性と利点が考えられております.特にバルーンにより,椎体圧潰を正常に回復し,非常に粘度の高いセメントを挿入するために,血管内への漏出が非常に少ないとされております.アメリカでの臨床成績,本邦での治験においては安全性,疼痛軽減,全般的なクオリティオブライフの向上に役立つ事が報告されました.

 現在のところ本邦では,急性期の圧迫骨折には適応はなく,8週間経過して疼痛残存する症例に適応があります.また,この手技を行うにはメドトロニック社によるキャダバーを用いての講習,もしくは認定病院(残念ながら千葉県内にはございません)での手術見学が義務付けられております.

 現在のところ,この手技が可能な病院は千葉県内では,帝京大学ちば総合医療センター(担当:豊根知明 医師),船橋整形外科(担当:粟飯原 孝人 医師),聖隷佐倉市民病院(担当:古志貴和 医師),千葉大学医学部附属病院(担当:大鳥精司 医師)の4つとなっております.このような比較的安全な方法が開発され患者様への恩恵は計り知れないと思います.しかし,合併症を発生させず,慎重な臨床成績の積み重ねが俟たれるところであります.先生方のご協力をお願い申し上げます.

BKPの図
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