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第42回足の外科学会・学術集会参加記

更新日 2017.11.12

平成22年卒
貞升 彩

 この度、第42回足の外科学会・学術集会に参加して参りましたのでご報告させていただきます。

 今年度の学会は名古屋のウインクあいちで平成29年11月9日から10日まで開催され、大学足の外科グループの山口智志先生、中川量介先生、木村青児先生、貞升彩が発表しました。関連病院からは獨協医科大学越谷病院の栃木祐樹先生、熱田整形外科の熱田智範先生、船橋整形外科の高橋謙二先生、千葉県立リハビリテーションセンターの鶴岡弘章先生、千葉県こども病院の柿崎潤先生がご発表されておりました。

 

 山口智志先生は優秀ポスター賞、帝京大学ちば医療センターの山本陽平先生は学会奨励賞を受賞され、千葉大学足の外科グループの活躍ぶりを感じ取ることができました。

 

 演題は踵骨骨折や距骨骨折などの外傷やスポーツ障害、変形性足関節症、外反母趾、後脛骨筋機能不全症など多岐にわたり、活発な討論がなされておりました。

 

 最後になりますが、日頃より千葉大学足の外科グループの診療、研究にご協力いただいている同門の皆様に感謝申し上げたく思います。今後も更に足の外科領域が千葉県内でも発展できるよう努力していきたい一心です。このような貴重な機会を与えてくださった大鳥精司教授、スポーツグループの先生方に御礼申し上げます。

 

 以下に同門の先生方の発表演題を上げさせていただきます。(あいうえお順)

 

熱田智範「足関節踵腓靭帯損傷の超音波診断方法に関する検討」

柿崎潤「Ponseti法による先天性内反足の短期予後」

木村青児「ウサギアキレス腱切離モデルにおける、濃度の異なる多血小板血漿による腱修復効果」

「変形性足関節症患者における身体活動量の計測」

貞升彩「撮影時足部姿位のずれがX線第一中速骨軸写像中速骨回旋角度の計測に与える影響-デジタル再構成シミュレーション画像を用いた検討」

高橋謙二「逆行性ドリリングを併用した鏡視下経内果的骨釘固定術の治療成績」

鶴岡弘章「脳性麻痺患者の外反母趾に対して第一中足趾間関節固定術を行った1例」

栃木祐樹「Type2外脛骨に伴う舟状骨形態変化が後脛骨筋機能に与える影響」

「足関節外側靭帯損傷後の足根洞症候群に合併する骨間距踵靭帯損傷の病態」

中川量介「外反母趾に対する足底装具の治療成績の検討-2年間の前向き研究」

「慢性足部・足関節疾患患者における不安・抑うつと、痛み・QOLとの関連-第2報-」

山口智志「小児足関節捻挫における外果剥離裂離骨折の有無と再受傷との関連」

「大学病院勤務の看護師における足の痛みの頻度と関連する因子:質問票における横断研究」