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第73回 ASSH(American Society for Surgery of the Hand)参加記

更新日 2018.9.20

H22卒
山崎 貴弘

2018913日~15日に米国ボストンで開催されたASSHAmerican Society for Surgery of the Hand)に参加致しました。

今回の学会には、大学から鈴木崇根先生(H11)、松浦佑介先生(H15)、小曽根英先生(H21卒)、松山善之先生(H22)、向井務晃先生(H22)と私が参加致しました。大学以外の同門では東京女子医科大学の岩倉菜穂子先生(H14)や留学先のヒューストンから岩瀬真希先生(H20)らも参加されました。

 

当学会は世界各国から手外科や形成外科が集まり世界のトレンドを知ることのできる大規模な国際学会です。

最新の電動義手についてのお話や日本では使用されていないインプラントなどについては大変興味深く拝聴いたしました。

日本からの演題も数多くあり、特にマイクロサージェリーのセッションでは4人のシンポジストのうち2人が日本人であり、日本の技術の高さを感じました。

 

昨年は当グループの廣澤直也先生(H20)Best Paper賞を受賞されましたが、2年連続の受賞はなりませんでした。

それでも当グループから4題のi-Posterが採択され、来年は自分も演題が通せるように精進したく思いました。

 

学会中はボストンで開催されていた国際疼痛学会でご講演後の大鳥精司教授と奥様とともに、ボストンNo.1のシーフードレストランであるAtlantic Fishにて、新鮮な海の幸をいただきました。名物のクラムチャウダーはもちろんのこと、巨大なロブスターやオイスターなどの海産物に舌鼓を打ちました。奥様は初対面の我々と大変気さくに話していただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。すっかりご馳走になりまして誠にありがとうございました。

 

最後になりましたが、このような貴重な機会を与えていただきました大鳥精司教授、松浦先生をはじめとする手外科グループの先生方に心より感謝申し上げます。

また大学での留守を引き受けて下さった、赤坂先生、姫野先生、山崎厚郎先生、大原建先生、フレッシュマンの先生方に心より御礼申し上げます。

 

以下、同門の先生、関連病院の先生からの演題を列挙させていただきます。

(順不同にて失礼いたします。)

 

岩瀬真希先生:

Biomechanical evaluation of opponensplasty for low median nerve palsy

 

小曽根英先生:

Postoperative elongation of tendons woven using pulvertaft’s technique

 

向井務晃先生:

The effects of exogenously administered basic fibroblast growth factor (bFGF) and the expression of M2 macrophage subtypes on a rat sciatic nerve injury model

 

山崎厚郎先生:

A1pulley stretching for trigger finger: A1 pulley luminal region under digital flexor tendon traction