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第62回日本手外科学会学術集会参加記

更新日 2019.5.11

H22年卒
山崎 貴弘

2019418日~19日に北海道の札幌コンベンションセンターで開催された第62回日本手外科学会学術集会に参加致しました。

今回の学会には、大学から鈴木崇根先生(H11)、松浦佑介先生(H15)、赤坂朋代先生(H18卒)小曽根英先生(H21卒)、松山善之先生(H22)、向井務晃先生(H22)、谷口慎二先生(H22卒)、大原建先生(H23卒)、セラピストの杉浦先生(大学院生)、私が参加致しました。また、昨年度のフレッシュマンの俊先生(H27卒)も2018年の教室例会で発表した症例の報告をしていただきました。大学以外の同門からも多くの先生方が参加されました。

 

大学からは松浦先生を筆頭にバイオメカニクスの研究成果の報告や、俊先生から当院で行っているiSAP/iMAPの症例報告など多くの発表がありました。なかでも鈴木崇根先生は「カダバー研修の現状と展望」のシンポジストとして、先生を中心に立ち上げたCadaver Labについてのお話をしていただきました。国内での普及・発展の一助となる大変素晴らしいご講演でした。

 

個人的に一番興味深かったのは手関節の人工関節についてでした。北大と帝人ナカシマメディカルで開発された「DARTS人工手関節」について良好な短期成績が報告されておりました。長期成績への懸念や適応への制限はあるようですが、今後広まっていくことを期待したいと感じました。

 

学会初日の夜には懇親会を開き、千葉大学および関連病院、北里大学、東京女子医大の先生方・セラピストの皆様、総勢36名の参加をいただきました。多くの先生方とお話しする機会をいただき、大変有意義な時間となりました。

 

最後になりましたが、このような貴重な機会を与えていただきました大鳥精司教授、研究の指導を頂きました松浦先生をはじめとする手外科グループの先生方に心より感謝申し上げます。

また大学での留守を引き受けて下さった、姫野先生、脇田先生、フレッシュマンの先生方に心より御礼申し上げます。