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第39回 2019年Open Water Swimming 全豪選手権帯同報告-嶋田 洋平

更新日 2019.2.4

H24年卒
嶋田 洋平

H24年卒、船橋整形外科の嶋田洋平と申します。126日から28日にて開催されましたOpen Water Swimming(以下, OWS)全豪選手権に帯同させて頂く機会を頂きましたので簡単ではございますが報告をさせていただきます。

OWSとは海で行われる長距離水泳競技で、プールでの競泳競技と異なり早く泳ぐ技術だけではなく、天候、潮汐、海洋生物との接触、選手同士の接触など様々な影響を受けます。2008年の北京からオリンピック正式競技となり、日本各地で一般人向けの大会も多数行われております。

 

・大会概要

日本選手団:20歳以下の選手4名(男子2名、女子2名)、スタッフ4名(監督、コーチ、総務、ドクター)の計8名。今大会はオーストラリア代表の選考会ですが、それ以外にもイギリス、カナダ、中国など6カ国参加し男女それぞれ50人程度参加しハイレベルな大会でした。今回の会場はアデレードという、シドニーで乗り換え90分ほど移動した南オーストラリアの観光ビーチでした。大会2日前には46と記録的な猛暑を記録し、日陰でもサウナの中にいるような、命の危険を感じる暑さでしたが、幸い大会期間中の気温は25、水温は24と比較的快適な環境でした。 競技成績としては、18 5km女子銀メダルをはじめ各選手入賞をはたし大健闘でした。今後の東京、パリオリンピックで活躍する日が来ることを楽しみに思っております。

 

・チーム帯同中のメディカルサポート

1.       コンディショニング:主に熱中症対策として練習前後での体重測定、尿色のチェックの自己管理指

       導、OS-1導入、テント・日陰の設置など

2.       傷害・疾病への対処

3.       ドーピングコントロール:選手の内服薬(サプリメント)を把握し禁止物資が含まれていないか

       確認する。

 

日本ではインフルエンザ大流行、現地でも記録的な暑さの中の遠征でしたが、幸いにも選手、スタッフとも無事に大会を乗り切れました。
 
ただOWSは自然の中での5-10kmレースで、選手間の水中バトルでの打撲症やクラゲ刺症などが多発し、改めてメディカルサポートが重要である競技だと再認識しました。
 
今回、初めての海外帯同でしたが、現地医療機関や競技会役員との調整など様々な状況を経験することができました。
 
あわせて、このような貴重な機会をいただきましたこと、水泳ドクター会議をはじめとする関係者皆様に心より感謝申し上げます。

  • 写真1:記録的な猛暑
  • 写真2:大会中の風景