Seminar/Column

セミナー/コラム

整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Spine>

Basic CAL course

更新日 2019.4.20

平成31年4月14日 開催

平成25年卒
穂積崇史

 平成31年4月14日にシニアレジデントを対象とした整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Spine> ~Basic~ が千葉大学Clinical Anatomy Lab(CAL)にて開催されました。

 今回も胸腰椎の展開や除圧、椎間板操作やスクリュー固定といった手技の習得を目的に、教官、大学院生を中心としたスタッフ指導のもと、本番さながの手術を実際に経験して頂きました。普段はイメージしづらい脊椎の解剖や手術に対する理解が深まり、今後の整形外科研修の糧となるような有意義なWorkshopであったかと思います。

 私も4年前に本講座を受講し、脊椎手術を初めて身近なものに感じた経験が思い出されました。また今回大学院生として指導側で参加させて頂けたことは感慨深く、当時とは異なる視点から自身の手技を見直す貴重な機会となりました。

 鈴木崇根先生を始めとするCALスタッフの皆様、およびCALの理念をご理解頂き御献体頂きました千葉白菊会の方々に、改めて御礼申し上げます。また共催頂きましたNPO 法人 千葉医師研修支援ネットワーク事務局の方々に厚く御礼申し上げます。

参加者の声

H29年卒
有馬 準之助

 この度、整形外科Cadaver workshop in Chibaに参加させて頂きました。

 まずは整形外科講師による、基本的な解剖と術式の講義を受け学びました。その後、実際に手術手技を学ばせて頂きました。また手術室と同じ、機材、環境で緊張感を持って取り組むことができました。

 実際の脊椎の手術は視野が狭く、解剖や手術のアプローチの把握がなかなか時間をかけて肉眼的に見ることができないのが現状であります。自分にとって初めてなことが多く、新鮮な体験が多かったです。また自分だけでなく他の人が取り組んでいるところをみてできていること、できていないところを指導医の先生方から丁寧にご助言、ご指導していただき、今後十分に気をつける点などを学ばせていただきました。大変貴重な経験をできたと考えております。

 このような経験を入局1年目よりできたことは、これから自分の財産となり、患者さんにより良い医療を提供する先駆けになることは確かなことと考えております。一人でも多くの患者さんを救い助けることを目標に努力していきます。

 最後になりましたが、サポートしてくださった千葉大学整形外科学の皆様、鈴木崇根先生を始め環境生命医学スタッフの皆様、そして何より御献体頂きました献体者とその御家族、千葉白菊会の皆様に深く感謝申し上げます。

H29年卒
吉田 有希

 平成31年4月14日に行われたCadaver Workshop in Chiba <Spine>に参加させていただきました。    

 最初に講師の先生より解剖や術式についての講義を受け、その後ラボにて基本的な脊椎手術(LOVE法、椎弓切除)を実践させていただきました。脊椎は普段我々が経験を積む機会が少なく、実際に器具を用いて手技を勉強させていただいたことは、非常に貴重な経験となりました。また、普段より手術を執刀されている講師の先生より重要組織の位置や実際の手術での注意点を教えていただき、より手術への理解を深めることができました。

 このような機会に恵まれたことへの感謝を忘れず、患者様のため、今後の診療に生かしていきたいと思います。最後に、Cadaver Workshop in Chiba <Spine>を開催、準備してくださった関係者の皆様、千葉白菊会の皆様に、厚く御礼申し上げます。