第63回日本手外科学会学術集会 ベストペーパーアワードセッション(基礎部門)の最優秀演題賞の受賞報告

更新日 2020.8.23

H21卒
向井 務晃

この度、第63回日本手外科学会学術集会において、ベストペーパーアワードセッション基礎部門の最優秀演題賞を受賞しましたので、御報告させていただきます。

内容としては、村上賢一先生と廣澤直也先生から引き継ぎました、Vein Wrappingの研究で、ratのVeinを冷凍保存することで生細胞を死滅させ(死滅することは培養で確認をしました。)、Vein Wrappingを行った場合の神経障害性疼痛への鎮痛効果や神経内へのサイトカイン発現を検討することでした。
 幾つかの反省点があり、さすがに厳しいだろうと思っていましたが、6演題の中から最優秀演題に選考していただけました。学会終了翌日に、HPで選考結果が発表され、1日半経過してから、学会より正式なメールがありました。メールがあるまでは、HPが更新され、受賞者の名前が変わってしまうのではないかと、どこか信じられない状態でした。

今回、受賞させていただきましたが、研究者というには全くもって足りない部分ばかりです。少しずつ努力を重ね、そして獲得した技術・知識を後進の先生方に教えながら、今後も研究を続けていく所存です。
 このような貴重な機会と多大なる御指導、御支援を頂きました、大鳥精司教授、共同研究先であります、北里大学髙相晶士教授に深謝申し上げます。

また技術指導などをして頂きました、北里大学内田健太郎先生・廣澤直也先生、さらにリサーチミーティング等で御指導・励ましを頂きました、ロコモペイングループの先生方、國吉一樹先生・松浦佑介先生をはじめ、手外科グループの先生方に本当に感謝いたします。

同門の先生方におかれましては今後とも御指導・御鞭撻ほど何卒よろしくお願いいたします。