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第28回日本脊椎インストゥルメンテーション学会参加記

更新日 2019.11.16

平成16年卒
髙岡 宏光

 令和元年11月15・16日につくば国際会議場で行われた、第28回日本脊椎インストゥルメンテーション学会に参加しましたので御報告させて頂きます。

 本学会の特徴は脊椎インストゥルメンテーション手術による研究を主体とした学会で、全国各地で従事されている脊椎外科医が参加されます。

 近年、脊椎手術はデバイスやインストゥルメンテーションの発達で、脊柱再建を含むよりバラエティーに富んだ手術方法が確立されて来ております。その中で本学会のテーマは「脊椎インストゥルメンテーション手術の制度・安全性向上のための工夫」でした。開催中は「私の流儀―動画で見る手術のコツ」、各種インストゥルメンテーション手術関連の主題を中心として、活発な御発表、御討議がなされておりました。

 今年度は筑波大学 山崎正志教授が会長ということもあり、当医局としましては同門の先生方、大学院生、フレッシュマンの先生方まで非常に多くの発表がございました。特にフレッシュマンの先生方が全国的な学会に発表するという、4月に入局されてからの成長を目の当たりにし、非常に刺激になりました。

最後に、本学会に参加させて頂きました大鳥精司教授並びに教官の先生方、そして留守中の病棟管理をして頂いたフレッシュマンの先生方、病棟スタッフに御礼申し上げます。

 

 

平成29年卒

野口 裕司

 

 2019年11月15・16日つくば国際会議場で開催されました第28回日本脊椎インストゥルメンテーション学会に参加致しましたのでご報告いたします。

 「脊椎インストゥルメンテーション手術の精度・安全性向上のための工夫」のテーマのもと、大学はもとより千葉大関連施設の多くの先生方が発表されていました。新入局員も口演、ポスターと計8人が発表をさせて頂きました。私としましては千葉大整形医局員として初めてのポスター発表であり、千葉大整形の名の下で恥ずかしい発表をするわけにいかないと非常に緊張いたしました。発表中は会場の先生方がポスターをかがむ様にして覗いて下さったり、たくさんのご質問を頂戴して途中から緊張よりも多くの注目を頂いたことに感謝の気持ちで満たされていました。しかし終わってみると、もっと上手くご質問に返答できたのではないかと未熟さを痛感しこの経験を今後に活かしていきたいと考えております。また若手医師向けのハンズオンセミナーにも参加し、要点が凝縮された講義の後に模擬骨を用いてペディクルスクリューを挿入し、コンプレッションをかけ前弯をつけて固定を行いました。脊椎手術の高度な技術、楽しさ、奥深さに触れることができ今後の専門選択において貴重な経験となりました。

 全体懇親会では今回の会長でいらっしゃる筑波大学山崎正志教授のもとへ千葉大整形皆でご挨拶し、和気あいあいとした雰囲気で盛り上がりました。その後の打ち上げでも心地よい達成感と安堵の気持ちで整形外科医として歩み始めたことを実感いたしました。

 最後にこのような機会を与えて頂きました大鳥精司教授をはじめ、ご指導頂いた頚椎グループの先生方、支えて頂いた腰グループの先生方、留守を預かって頂いた他グループの先生方、同期フレッシュマンの先生方に深く感謝申し上げます。

 

平成29年卒

北村 昂己

 

2019年11月15.16日に開催されました第28回日本脊椎インストゥルメンテーション学会に参加させて頂きましたので、ご報告申し上げます。

腰椎グループより演題を頂いた他のフレッシュマンとともに、院生の先生と教官の先生にご指導頂き、当日まで準備をして参りました。

私にとっては、初めてのポスター発表の機会でしたので、そもそもポスター発表とは?という極めて初歩的な部分からのスタートでした。そのため担当して下さった大学院生の金先生を始めとする腰椎グループの先生には大変ご迷惑をおかけしました。

金先生には、日頃の研究や業務でご多忙の中、遅い時間にも関わらず、いつも丁寧にご指導いただきました。また教官の志賀先生にも、度々メールで連絡させて頂きましたが、演題の本質について理解していなかった自分に分かりやすくポイントを教えて下さりました。折田先生にもポスター発表の核とも言うべきkey画像を頂きました。本当にありがとうございました。

直前までドタバタ致しましたが、何とかポスターを完成させ、当日の発表に臨みました。

発表では、口演とは違い、聴衆の先生方との近い距離に圧倒されながらも何とか無事発表を終える事ができました。

ポスター発表では、本当に多くの同門の先生が発表されており、千葉大学の脊椎外科の先生方の勢いを感じました。

1日目の懇親会に出席した後に、腰椎グループの集まりに参加させて頂きましたが、教授や教官の先生方の熱い話をお伺いする事ができ、モチベーションが非常に上がりました。今後も先生方のお役に立てるよう、一番下から頑張っていこうと思います。

2日目は、ハンズオンセミナーに野口先生と一緒に参加し、腰椎の模型にPPSを入れて参りました。透明なシートの皮膚、直接見えている腰椎の模型、場所も方向もばっちりだと確信して、PPSを挿入するも、バキッと割れる上関節突起、、、、、、

大変学ぶことの多いセミナーで、獨協大学の稲見先生から直接ご指導頂き、透視を使用せず、フリーハンドでPPSを入れることもあるとお伺いし、大変驚きました。

2日間の学会で、脊椎について知らない事ばかりだと痛感致しました。今後も継続して勉強していこうと思いました。

最後になりましたが、このような機会を与えていただいた腰椎グループの先生方、快く送り出して下さった千葉県がんセンターの先生方に、この場をお借りして感謝申し上げます。