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第2回千葉側弯症研究会を開催いたしました

更新日 2020.1.21

平成17年卒
稲毛 一秀

2020年1月18日(土)に第2回千葉側弯症研究会を開催させていただきましたのでご報告させていただきます。

本会は、千葉県済生会習志野病院 井上雅俊先生のご発案により発足した研究会で今回が第2回目の開催でした。昨年に引き続き千葉大学整形外科側弯症グループの先生方より、手術手技ハンズオンセミナー(千葉県済生会習志野病院 井上雅俊先生、聖隷佐倉市民病院 小谷俊明先生)、診療のポイント(北里大学医学部整形外科学 宮城正行先生)、手術のポイント(聖隷佐倉市民病院 佐久間毅先生)、自己血輸血と出血対策(聖隷佐倉市民病院 飯島靖先生)といった幅広い内容でのご講演を賜りました。基礎的な内容から最新の知見まで幅広くご講演いただき、特に若手の先生方には非常に勉強になったのではないかと思います。

次に特別講演として中田整形外科 中田好則先生に「千葉大の側弯手術の変遷 -インプラント開発を含めた将来に向けての展望-」というタイトルでご講演いただきました。さらに招待講演として和歌山県立医科大学 整形外科 名誉教授 玉置哲也先生にご登壇いただき、「術中脊髄機能モニタリング、その開発の歴史・現況・今後の展望」についてお話しいただきました。両講演を拝聴して「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ということわざの重要性を再認しました。

また質疑応答も大いに盛り上がり、座長の労をお取りいただいた、千葉県済生会習志野病院 井上雅俊先生、北里大学医学部整形外科学 高相晶士先生、千葉大学大学院医学研究院整形外科学 大鳥精司先生に深く御礼申し上げます。

参加者は50名を超え、県外から筑波大学、北里大学の先生方にも多くご参加いただきました。さらに懇親会も大いに盛り上がり、様々な先生方と親睦を深めることができ非常に有意義な会であったと自負しております。来年度以降も開催予定ですので、詳細決まりましたら本ホームページにてアナウンスさせていただく予定です。その際は何卒よろしくお願いいたします。

最後に、開催にご協力いただきましたメドトロニックソファモアダネック株式会社、第一三共株式会社および株式会社田中医科器械製作所の皆様、大鳥精司先生、古矢丈雄先生、折田純久先生、牧聡先生、志賀康浩先生をはじめ大学脊椎グループの先生方に御礼申し上げます。

 

  • 会終了後の玉置先生を囲む会にて