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名誉教授の独り言(218) 老医の嘆き

更新日 令和2年10月16日

私は来年5月の誕生日を迎えると80歳です。私にとって80歳というのは雲の上の数字です。まだ週1でお医者さんをやっています。病院にはやらされていると言っていますが本当は、やれてうれしいです。だって医学部の入学試験で1浪の後に千葉大学医学部に合格した時には千葉の親戚の家に行き嬉しさのあまり大泣きしたことを今でも良く覚えています。

 

80歳になろうとしている老人が週に1回とはいえ千葉から富津までお医者さんをする為に行っているのは中々大変です。コロナ騒ぎのせいで病院の事務の方に送り迎えしていただいていますが、申し訳なく思っています。お昼頃までに15人から20人を診察したリ注射をしたり体操を教えたりしています。年のせいで大変疲れやすくなり、帰りはへとへとです。もう少し若かった時はこんなに疲れやすくなるとは想像できませんでした。この仕事を何時まで続けられるか判りません。いつ辞めても良いのですが、こんな年寄り医者を頼りにしてくれている患者さんもいるので続けられるだけ続けようと思っています。でも年のせいで薬の名前が時々出てきません。そういう時は看護師さんに聞くと的確に答えてくれます。私はその薬を処方します.さらに私はお返しに何か医学小講義をしてやります。それでお相子です。

 

それにしても記憶力は大変低下しました。薬の名前を始めとして人の名前などはなかなか出てこないことがあります。そういう時はニコッと笑って誤魔化します。でも、内心は「頭悪くなったなー」と嘆いています。